1 : ミスター・馬車馬 2023/05/06 23:16:43 ID:1hdp8ISSP.
2 : プロデューサーくん 2023/05/06 23:18:15 ID:1hdp8ISSP.
【11月某所】
P「え、あの、なにか問題でも……」
黒井社長「ほーう、貴様は冬にスズキのあらいが提供されることになにも疑問を抱かないのか。スズキの旬は夏だ!そんなことも知らんのかこの与太郎が!」
石川社長「ちょっと言い過ぎですよ。忘年会なんだから細かいことはいいじゃないですか。味は美味しいですし」
黒井社長「ふうん。弱小零細事務所のオーナーは普段ロクなものを食べていないらしい。トップがその程度の感性ではアイドルの質もたかが知れるな」
石川社長「じゃくっ……!?今なんつったクソコテオヤジ!」
ドンガラガッシャン!
P「ちょ、ケンカしないでくださいよ!」
P「え、あの、なにか問題でも……」
黒井社長「ほーう、貴様は冬にスズキのあらいが提供されることになにも疑問を抱かないのか。スズキの旬は夏だ!そんなことも知らんのかこの与太郎が!」
石川社長「ちょっと言い過ぎですよ。忘年会なんだから細かいことはいいじゃないですか。味は美味しいですし」
黒井社長「ふうん。弱小零細事務所のオーナーは普段ロクなものを食べていないらしい。トップがその程度の感性ではアイドルの質もたかが知れるな」
石川社長「じゃくっ……!?今なんつったクソコテオヤジ!」
ドンガラガッシャン!
P「ちょ、ケンカしないでくださいよ!」
3 : プロデューサーちゃん 2023/05/06 23:19:09 ID:1hdp8ISSP.
斎藤社長「しかし高木さんはよく食べますねえ」
高木社長「私の身体は1日10万キロカロリーの栄養摂取が必要なものでね……どうです天井さん、余興で大食い勝負でも」
天井社長「よーいドンでしか走れぬものは戦士とは呼べぬ……私はすでに4皿目に突入済みだ……」
ちひろ「あ、ウチのドリンク買いませんか?飲み過ぎ食べ過ぎによく効くんですよ」
P「アンタらも遊んでないで仲裁してくれよおぉーーーッ!!」
高木社長「私の身体は1日10万キロカロリーの栄養摂取が必要なものでね……どうです天井さん、余興で大食い勝負でも」
天井社長「よーいドンでしか走れぬものは戦士とは呼べぬ……私はすでに4皿目に突入済みだ……」
ちひろ「あ、ウチのドリンク買いませんか?飲み過ぎ食べ過ぎによく効くんですよ」
P「アンタらも遊んでないで仲裁してくれよおぉーーーッ!!」
4 : 主 2023/05/06 23:19:29 ID:1hdp8ISSP.
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5 : 変態・オブ・ザ・イヤー 2023/05/06 23:20:20 ID:1hdp8ISSP.
P「ってことがこないだの忘年会であってさあ……」
貴音「それは……災難でしたね……」
P「あの人なに食べさせても文句しか言わないから苦手なんだよなあ……そのくせ味にもうるさいし……」
貴音「それは……災難でしたね……」
P「あの人なに食べさせても文句しか言わないから苦手なんだよなあ……そのくせ味にもうるさいし……」
6 : P様 2023/05/06 23:21:03 ID:1hdp8ISSP.
貴音「わたくしとしては、そもそも黒井殿がそういった場所に出席なされることが意外なのですが」
P「狭い業界だからそれなりに横の繋がりはあるよ。ウチとしては心白の件で恩もあるし。一応」
貴音「なるほど」
P「料理が口に合わないだけならまだしもその場でこき下ろすから余計タチ悪いんだよなあ……。“この豚バラ煮込みは出来損ないだ”とか、“味覚音痴のアメリカ人が好みそうな味だ”とか、“不潔な雑巾のような匂いだ”とか、思ってても口に出さないだろ。普通」
貴音「黒井殿の性格を考えると、美味しいものを食べても同じようなことをおっしゃりそうですね」
P「そうそう!忘年会で出たスズキの洗いだって普通に旨かったのにさ。ちょっと旬の時期から外れてるからってあんなに騒がなくていいだろ……最近は温暖化で10月過ぎまでスズキの旬になってるし」
P「狭い業界だからそれなりに横の繋がりはあるよ。ウチとしては心白の件で恩もあるし。一応」
貴音「なるほど」
P「料理が口に合わないだけならまだしもその場でこき下ろすから余計タチ悪いんだよなあ……。“この豚バラ煮込みは出来損ないだ”とか、“味覚音痴のアメリカ人が好みそうな味だ”とか、“不潔な雑巾のような匂いだ”とか、思ってても口に出さないだろ。普通」
貴音「黒井殿の性格を考えると、美味しいものを食べても同じようなことをおっしゃりそうですね」
P「そうそう!忘年会で出たスズキの洗いだって普通に旨かったのにさ。ちょっと旬の時期から外れてるからってあんなに騒がなくていいだろ……最近は温暖化で10月過ぎまでスズキの旬になってるし」
7 : do変態 2023/05/06 23:21:44 ID:1hdp8ISSP.
P「はあ……。貴音さ、黒井社長の好物とか知らないか?絶対に文句つけたりしないようなやつ」
貴音「わたくしもそれほど長く961プロに在籍していたわけではありませんので……すみません」
P「そっかあ……」
ぐ~っ……
貴音「わたくしもそれほど長く961プロに在籍していたわけではありませんので……すみません」
P「そっかあ……」
ぐ~っ……
8 : 最低最悪変態プロデューサー 2023/05/06 23:22:42 ID:1hdp8ISSP.
貴音「はっ!?」
P「おお、悪い悪い。辛気臭い話でおあずけ食わせちまったな」
貴音「わ、わたくしとしたことがなんとはしたない……」
P「気にすんなって。さ、ガンガン食べてくれ」
貴音「では、失礼して……」
パカッ
フワア……
P「おお、悪い悪い。辛気臭い話でおあずけ食わせちまったな」
貴音「わ、わたくしとしたことがなんとはしたない……」
P「気にすんなって。さ、ガンガン食べてくれ」
貴音「では、失礼して……」
パカッ
フワア……
9 : ダーリン 2023/05/06 23:23:22 ID:1hdp8ISSP.
貴音「ああ……人参の赤、玉ねぎの白、きゃべつの緑……“ぽとふ”とはなんと美しい料理なのでしょう」
P「今日みたいな寒い日に食べると最高だよな。せっかくだから冷めにくい土鍋で作ったぞ」
貴音「もう、辛抱できません!」
P「今日みたいな寒い日に食べると最高だよな。せっかくだから冷めにくい土鍋で作ったぞ」
貴音「もう、辛抱できません!」
10 : 3流プロデューサー 2023/05/06 23:23:56 ID:1hdp8ISSP.
カチャカチャ
貴音「柔らかくもほんのりと繊維を残したきゃべつ……」
カチャカチャ
貴音「玉ねぎはとろけるように甘く……出汁と混ざり合って……」
カチャカチャ
貴音「人参の土の香りが……まるで、この瑞々しい野菜たちが育った大地の情景をまぶたに映し出してくれるかのよう……」
P「人参嫌いな人ってその土の風味がダメなんだよな。ポトフだとかなりマイルドにできるけど」
貴音「柔らかくもほんのりと繊維を残したきゃべつ……」
カチャカチャ
貴音「玉ねぎはとろけるように甘く……出汁と混ざり合って……」
カチャカチャ
貴音「人参の土の香りが……まるで、この瑞々しい野菜たちが育った大地の情景をまぶたに映し出してくれるかのよう……」
P「人参嫌いな人ってその土の風味がダメなんだよな。ポトフだとかなりマイルドにできるけど」
11 : せんせぇ 2023/05/06 23:24:32 ID:1hdp8ISSP.
貴音「そして……」
P「ソーセージ、だよな」
貴音「はい。もうぱんぱんに膨らんで……いまにも弾けそう……」
カプッ
貴音「ふふっ……ふふふ……」
貴音「本当に美味しいものを食べると……“おいしい”という言葉すら陳腐に思えて……ただ、笑みがこぼれるだけになってしまいます……」
P「ソーセージ、だよな」
貴音「はい。もうぱんぱんに膨らんで……いまにも弾けそう……」
カプッ
貴音「ふふっ……ふふふ……」
貴音「本当に美味しいものを食べると……“おいしい”という言葉すら陳腐に思えて……ただ、笑みがこぼれるだけになってしまいます……」
12 : P殿 2023/05/06 23:25:06 ID:1hdp8ISSP.
P「そうか?もう満足しちゃっていいのか?」
貴音「はて?どういう意味でしょうか?」
P「忘れ物があるだろ。ほれ」
トンッ
貴音「ああっ!ますたぁど!!」
P「もちろんディジョンのやつな」
貴音「いけずです……こんなものを渡されては……つい、食べ過ぎてしまう……」
P「ガンガン食べてくれって言ったろ?遠慮すんなって」
貴音「はて?どういう意味でしょうか?」
P「忘れ物があるだろ。ほれ」
トンッ
貴音「ああっ!ますたぁど!!」
P「もちろんディジョンのやつな」
貴音「いけずです……こんなものを渡されては……つい、食べ過ぎてしまう……」
P「ガンガン食べてくれって言ったろ?遠慮すんなって」
13 : 彦デューサー 2023/05/06 23:25:43 ID:1hdp8ISSP.
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14 : せんせぇ 2023/05/06 23:26:27 ID:1hdp8ISSP.
貴音「ご馳走さまでした」
P「あんなにあった野菜があっという間に無くなっちまったなあ。やっぱ冬の栄養補給は鍋だよ、鍋」
貴音「春先の肌寒い時期にも良いですね。新玉ねぎと春キャベツも手に入りますし」
P「その時はソーセージじゃなくてベーコン使おうかな。脂身がとろけるまで煮込んでさ」
貴音「ふふ……想像しただけでお腹が空いてきます」
P「あんなにあった野菜があっという間に無くなっちまったなあ。やっぱ冬の栄養補給は鍋だよ、鍋」
貴音「春先の肌寒い時期にも良いですね。新玉ねぎと春キャベツも手に入りますし」
P「その時はソーセージじゃなくてベーコン使おうかな。脂身がとろけるまで煮込んでさ」
貴音「ふふ……想像しただけでお腹が空いてきます」
15 : 監督 2023/05/06 23:27:43 ID:1hdp8ISSP.
貴音「ところであなた様、黒井殿の件なのですが……ぽとふはいかがでしょうか?」
P「ええ?さすがに無理だろ。ただ材料煮込むだけの家庭料理だし」
貴音「ただ煮込むだけ……だからこそ材料と作り手の神経の善し悪しがすべて集約される。高名な料理人は口を揃えて“ぽとふこそがふらんす料理の真髄”とおっしゃるそうですよ」
P「そうなのか?」
貴音「それに、黒井殿は欧州に住まわれていた時期があると聞いたことがあります……あちらでぽとふの味に親しまれていた可能性もあるのではないでしょうか」
P「なるほど」
P「ええ?さすがに無理だろ。ただ材料煮込むだけの家庭料理だし」
貴音「ただ煮込むだけ……だからこそ材料と作り手の神経の善し悪しがすべて集約される。高名な料理人は口を揃えて“ぽとふこそがふらんす料理の真髄”とおっしゃるそうですよ」
P「そうなのか?」
貴音「それに、黒井殿は欧州に住まわれていた時期があると聞いたことがあります……あちらでぽとふの味に親しまれていた可能性もあるのではないでしょうか」
P「なるほど」
16 : レジェンド変態 2023/05/06 23:28:24 ID:1hdp8ISSP.
貴音「相手に気に入られようとあれこれ思索することも大事ではありますが、先ず“自分がどんな人間なのか”をはっきりと示し、そのうえで心を掴むのもひとつの方法かと」
P「ありのままの俺を見てもらうってことか……かえって怖い気もするけど……」
貴音「ご安心ください。あなた様がどれほど素晴らしい人間かはこの四条貴音が保証します。もし、黒井殿がまごころを理解できない俗物であったのなら……その時は……」
P「その時は?」
貴音「くそくらえ、です」
P「はは、確かに。誠心誠意尽くして認めてくれないならもう知ったこっちゃないな」
P「……よしっ!やってみるか!」
P「ありのままの俺を見てもらうってことか……かえって怖い気もするけど……」
貴音「ご安心ください。あなた様がどれほど素晴らしい人間かはこの四条貴音が保証します。もし、黒井殿がまごころを理解できない俗物であったのなら……その時は……」
P「その時は?」
貴音「くそくらえ、です」
P「はは、確かに。誠心誠意尽くして認めてくれないならもう知ったこっちゃないな」
P「……よしっ!やってみるか!」
17 : 箱デューサー 2023/05/06 23:28:48 ID:1hdp8ISSP.
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18 : ごしゅPさま 2023/05/06 23:30:08 ID:1hdp8ISSP.
【翌日】
黒井社長「わざわざこんな犬小屋に呼びつけて出す料理がポトフだと!貧乏すぎて脳ミソまで売り飛ばしたのか?ん?」
P(クソくらえ)
黒井社長「わざわざこんな犬小屋に呼びつけて出す料理がポトフだと!貧乏すぎて脳ミソまで売り飛ばしたのか?ん?」
P(クソくらえ)
19 : Pさぁん 2023/05/06 23:31:54 ID:1hdp8ISSP.
黒井社長「フランス料理を作るのに汚らしい土鍋を使う感性。貴様の抜擢したアイドルがゴミばかりなのも納得だな」
カチャカチャ
黒井社長「おお、この科学的な味は市販の固形スープだな?ポトフは肉と野菜から出る出汁に塩を加えて味を作るのが本式だということも知らんのか」
カチャカチャ
黒井社長「まったく、日本の野菜は味が薄くてかなわん。見てくればかり追求して味がおざなりになっている品種ばかりだ」
カチャカチャ
黒井社長「ん?そういえば肉はどこだ……なんと、ソーセージだと!」
黒井社長「ハッ!フランスでは家庭料理でも牛の塊肉を使うのが当たり前だというのに、そ、ソーセージ?そうせいじぃ??ハーッハハハハハ!!」
カチャカチャ
黒井社長「おお、この科学的な味は市販の固形スープだな?ポトフは肉と野菜から出る出汁に塩を加えて味を作るのが本式だということも知らんのか」
カチャカチャ
黒井社長「まったく、日本の野菜は味が薄くてかなわん。見てくればかり追求して味がおざなりになっている品種ばかりだ」
カチャカチャ
黒井社長「ん?そういえば肉はどこだ……なんと、ソーセージだと!」
黒井社長「ハッ!フランスでは家庭料理でも牛の塊肉を使うのが当たり前だというのに、そ、ソーセージ?そうせいじぃ??ハーッハハハハハ!!」
20 : ミジンコプロデューサー 2023/05/06 23:32:54 ID:1hdp8ISSP.
P(そんなに気に食わないなら帰れよ……なんだかんだ言って普通に完食してやがるのが余計ムカつく……)
貴音「……どうやら、食通の黒井殿にはお気に召さなかったようですね」
黒井社長「私を満足させたいなら美食俱楽部にでも連れていくことだな。もっともお前たちでは敷居すら跨げんだろうが」
貴音「プロデューサー、やはりここは“アレ”をお出しするしかないのでは」
P「ん?なんのことだ?」
貴音「先日、運よく台湾で手に入れることができた幻の珍味……“ちりとてちん”です」
貴音「……どうやら、食通の黒井殿にはお気に召さなかったようですね」
黒井社長「私を満足させたいなら美食俱楽部にでも連れていくことだな。もっともお前たちでは敷居すら跨げんだろうが」
貴音「プロデューサー、やはりここは“アレ”をお出しするしかないのでは」
P「ん?なんのことだ?」
貴音「先日、運よく台湾で手に入れることができた幻の珍味……“ちりとてちん”です」
21 : P殿 2023/05/06 23:33:52 ID:1hdp8ISSP.
黒井社長「は?ちり……なんだと?」
貴音「おや!もしやご存知ありませんでしたか。世界の美食家がこぞって探し求める“ちりとてちん”を」
黒井社長「いや……まったく……」
貴音「大変失礼いたしました。まさか黒井殿ともあろう方が“ちりとてちん”の名前すら聞いたことが無いとは夢にも思わず」
黒井社長「ま、待て!今思い出した!“徴峲刀輝珍”のことだな?発音が悪くてすぐに気づけなかった」
貴音「おや!もしやご存知ありませんでしたか。世界の美食家がこぞって探し求める“ちりとてちん”を」
黒井社長「いや……まったく……」
貴音「大変失礼いたしました。まさか黒井殿ともあろう方が“ちりとてちん”の名前すら聞いたことが無いとは夢にも思わず」
黒井社長「ま、待て!今思い出した!“徴峲刀輝珍”のことだな?発音が悪くてすぐに気づけなかった」
22 : 兄(C) 2023/05/06 23:34:34 ID:1hdp8ISSP.
黒井社長「そもそも台湾では“ち”を高く発音するのが常識なのだ。正確な発音は“ち↑り↓とてち↑ん”だ。自分の勉強不足を私のせいにするな」
貴音「まこと、申し訳ございません」
黒井社長「で、それはどこで手に入れたのだ」
貴音「先日、プロデューサーと蓮池潭を訪れた際に偶然……」
黒井社長「では南台産か。“ちりとてちん”の産地では一番格下の場所だ。私が昔台北で食べた最高級品とは比べものにならん」
貴音「では、以前にも召し上がられたことがあるのですか」
黒井社長「当然だ。私を誰だと思ってる」
貴音「まこと、申し訳ございません」
黒井社長「で、それはどこで手に入れたのだ」
貴音「先日、プロデューサーと蓮池潭を訪れた際に偶然……」
黒井社長「では南台産か。“ちりとてちん”の産地では一番格下の場所だ。私が昔台北で食べた最高級品とは比べものにならん」
貴音「では、以前にも召し上がられたことがあるのですか」
黒井社長「当然だ。私を誰だと思ってる」
23 : 貴殿 2023/05/06 23:35:14 ID:1hdp8ISSP.
P(貴音はなにを言ってるんだ?一緒に台湾旅行には行ったけどそんなもん買ってないぞ)
貴音「では……どうぞ。南台湾産の“ちりとてちん”です」
ぬちょんっ
P(!!)
P(こ……これは……昨日の!)
貴音「では……どうぞ。南台湾産の“ちりとてちん”です」
ぬちょんっ
P(!!)
P(こ……これは……昨日の!)
24 : ハニー 2023/05/06 23:36:05 ID:1hdp8ISSP.
==============================
P『ゲーッ!戸棚から1ヵ月前の豆腐が出てきやがったーっ!』
貴音『何故そのような場所に……常温で放置されていたのであればもう手遅れでしょう』
P『だな……なんかもう見たこともない色に変色してるし……さっさと捨てよう』
貴音『……少々お待ちを。梅干しと七味唐辛子はございませんでしょうか』
P『あるけど……そんなもんかけても食えないぞ』
貴音『無論、わたくしが食べるわけではございません。ある種の“保険”です』
P『保険?』
貴音『そうですね……醤油と山葵も加えましょうか。“保険”を使わざるをえない状況にならなければよいのですが』
P『??』
==============================
P『ゲーッ!戸棚から1ヵ月前の豆腐が出てきやがったーっ!』
貴音『何故そのような場所に……常温で放置されていたのであればもう手遅れでしょう』
P『だな……なんかもう見たこともない色に変色してるし……さっさと捨てよう』
貴音『……少々お待ちを。梅干しと七味唐辛子はございませんでしょうか』
P『あるけど……そんなもんかけても食えないぞ』
貴音『無論、わたくしが食べるわけではございません。ある種の“保険”です』
P『保険?』
貴音『そうですね……醤油と山葵も加えましょうか。“保険”を使わざるをえない状況にならなければよいのですが』
P『??』
==============================
25 : レジェンド変態 2023/05/06 23:36:47 ID:1hdp8ISSP.
P(……なるほど、そういうことか)
P「いやーまいったなー。珍しいものが手に入ったから驚いてもらえると思ってたんですがご存知でしたかー」
貴音「しかしこれは良い機会です。是非黒井殿に“ちりとてちん”の食べ方をご教授していただきましょう」
黒井社長「は?」
P「買ったはいいけど我々のような貧乏人ではどうやって食べたらいいのからわからなくて困ってたんですよー。黒井社長、何卒!」
P「いやーまいったなー。珍しいものが手に入ったから驚いてもらえると思ってたんですがご存知でしたかー」
貴音「しかしこれは良い機会です。是非黒井殿に“ちりとてちん”の食べ方をご教授していただきましょう」
黒井社長「は?」
P「買ったはいいけど我々のような貧乏人ではどうやって食べたらいいのからわからなくて困ってたんですよー。黒井社長、何卒!」
26 : そこの人 2023/05/06 23:37:55 ID:1hdp8ISSP.
黒井社長「いや、私は……」
P「あれ?もしかしてホントは食べたことないんですかあ?」
黒井社長「そんなわけあるか!ただ、前に食べたのも随分前で……」」
貴音「思い出しました。確か店主の方が“ちりとてちんは香りが大事”とおっしゃっていましたね」
黒井社長「そ、そうだ。まずは左手で皿を持ち、右手を皿の上に被せて香りが逃げないようにする。香を聞くようにゆっくりと鼻から息を吸って……」
スウウ…
黒井社長「ウボッファアアアアアアッ!?」
P「あれ?もしかしてホントは食べたことないんですかあ?」
黒井社長「そんなわけあるか!ただ、前に食べたのも随分前で……」」
貴音「思い出しました。確か店主の方が“ちりとてちんは香りが大事”とおっしゃっていましたね」
黒井社長「そ、そうだ。まずは左手で皿を持ち、右手を皿の上に被せて香りが逃げないようにする。香を聞くようにゆっくりと鼻から息を吸って……」
スウウ…
黒井社長「ウボッファアアアアアアッ!?」
27 : ミスター・オールドタイプ 2023/05/06 23:40:20 ID:1hdp8ISSP.
P「ぷっ……くくく……ど、どうですか……幻の珍味の香りは」
黒井社長「ごほっ!ごほっ!う、うむ!台南産にしてはまあまあじゃないか。唐辛子のような刺激を伴いつつ山葵のようなツーンとした風味もある。なによりこの独特の発酵臭!鳥肌がたつような酸っぱい臭いだ……げほっ」
P「ひひひっ……き、気に入っていただけて嬉しいですよ……ぷっ。なら次はいよいよ実食ですか?」
黒井社長「ああ……まあ……そうなるか……」
ネチョッ
黒井社長「いいか、“ちりとてちん”の香りは素晴らしいが食べる時はかえってそれが邪魔になることもある。よってこのように鼻をつまみながら……刺激的な香りに惑わされず味そのものに集中できるよう……一口で」
パクッ
黒井社長「おっぶあああえええええっ!?ぷうううううう宇うぅううウウウゥウウッ!?!★?!!>@!!!」
黒井社長「ごほっ!ごほっ!う、うむ!台南産にしてはまあまあじゃないか。唐辛子のような刺激を伴いつつ山葵のようなツーンとした風味もある。なによりこの独特の発酵臭!鳥肌がたつような酸っぱい臭いだ……げほっ」
P「ひひひっ……き、気に入っていただけて嬉しいですよ……ぷっ。なら次はいよいよ実食ですか?」
黒井社長「ああ……まあ……そうなるか……」
ネチョッ
黒井社長「いいか、“ちりとてちん”の香りは素晴らしいが食べる時はかえってそれが邪魔になることもある。よってこのように鼻をつまみながら……刺激的な香りに惑わされず味そのものに集中できるよう……一口で」
パクッ
黒井社長「おっぶあああえええええっ!?ぷうううううう宇うぅううウウウゥウウッ!?!★?!!>@!!!」
28 : Pたん 2023/05/06 23:42:21 ID:1hdp8ISSP.
P「くっ、ククッ……ずいぶんっ……オーバーなリアクションを……ぷっ。そんなに美味しいですか……ククク」
黒井社長「あごえくあいぇfはすss」
貴音「どうぞ。お水です」
グビッ
黒井社長「はーっ!し、死ぬかと思った……いや、死ぬほど旨いという意味でだな……オエッ」
P「どんな味でした?」
黒井社長「酸味と辛みが合わさった……いや、メインは酸味とネチャネチャした不快な食感で……そう……例えるならば……」
黒井社長「あごえくあいぇfはすss」
貴音「どうぞ。お水です」
グビッ
黒井社長「はーっ!し、死ぬかと思った……いや、死ぬほど旨いという意味でだな……オエッ」
P「どんな味でした?」
黒井社長「酸味と辛みが合わさった……いや、メインは酸味とネチャネチャした不快な食感で……そう……例えるならば……」
29 : Pーさん 2023/05/06 23:42:51 ID:1hdp8ISSP.
黒井社長「ちょうど、豆腐の腐ったような味だ」
貴音「おあとがよろしいようで」
貴音「おあとがよろしいようで」
30 : P君 2023/05/06 23:43:11 ID:1hdp8ISSP.
お し ま い
上方落語では定番の演目なので一応京都出身?の貴音も聞いたことがあるんじゃないかと思いました
上方落語では定番の演目なので一応京都出身?の貴音も聞いたことがあるんじゃないかと思いました
31 : der変態 2023/05/07 00:28:33 ID:DbdSMnbr4s
乙
961のおっさん…w
961のおっさん…w
36 : プロデューサー殿 2023/05/07 10:37:58 ID:OvTuz3YRN.
タダの美味しんぼかと思ったらちりとてりんオチで草
34 : Pさぁん 2023/05/07 08:47:10 ID:v2.SXjA2Qk
「ちりとてちん懐かしいですね~。ナナもNHKの朝ドラで見てましたよ~」
33 : プロデューサー殿 2023/05/07 07:45:50 ID:baevQIjBQo
黒ちゃんがハマりすぎてて落語ネタだと気づかなかったわw
35 : プロデューサーさま 2023/05/07 09:25:54 ID:8Su8oWHhIE
どうして貴音とPがナチュラルに同棲してるんですか!!
引用元:黒井社長「このあらいを作ったのは誰だぁっ!」





コメント一覧
コメント一覧
ななさん?17歳だったはずじゃ…
奈々さんは当時17歳だったんだよな!
オチよ・・・w
しかし朝ドラに出てた頃は貫地谷しほりが声優アワードに出るような女優になるとは思わなんだ
「残念でしたね、トリックですよ」
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